犬の本能「群れで過ごす」楽しさ

とても大切な「クロ」との思い出

私が幼い時に、いつも一緒にいてくれたのが、「クロ」というコッカミックスでした。
気弱で泣き虫さらには病弱な当時の私に、「クロ」は、いつも寄り添ってくれていました。
「何を考えているの?」「何がしたいの?」・・・私の気持ちをわかってくれて、見守ってくれて、いつも思いやりがあって、とっても優しく、頼りになる兄貴みたいな存在でした。
そして、私もそんな優しい「クロ」と一緒に過ごすうちに、「クロ」の気持ちを思いやれるようになって、とても深い信頼と絆で心が結ばれるようになっていきました。
今思えば、幼心にたくさんの大切な心を、学ばせてもらっていました。

「クロ」はとても優しい心の持ち主で、その優しさは、生きものみんなに向けられていました。

「クロ」が庭でお昼寝しているところに、見知らぬ猫や鳥たちが近くにやってきても、怒って庭から追い立てることなどせずに、しばらくすると猫と一緒にお昼寝している・・・そんな優しくおおらかな心の持ち主でした。
そして我が家には、度々日本犬ミックス、コリーや洋犬ミックスが迷い込んでは、「クロ」と一緒に過ごしてる・・・そんな不思議な出来事が、たびたび起きていました。
迷ってくる子達は、「クロ」とまるで前から知り合い?みたいにくつろいでくれていて、私もいつもその子達と、自然に仲良しになれていたのでした。

子供心には、ワンちゃんとすぐに仲良しになれるのは、当たり前のように思えていたのですが、今思えば「クロ」の<頼りがいのある優しい心>のおかげだったのです。
実は、私も群れの一員となって、その子たちと仲良しになれていたのでした。
そんな体験を通じて、頼れる存在の大切さ、一緒(群れで)に過ごす楽しさを、自然に「クロ」から教わり続けることができていたのです。
そして、迷いわんこが居る「うち」と・・・知る人ぞ知る「わんこのうち」だったので、しばらくするとその子達は、飼い主さんが迎えに来て、とても幸せそうに帰ってくれていました。
まさにそんな思い出が<わんこのうち中海岸>の名前の由来になっています。
おかげで、たくさんの思い出や体験が、深く私の心に浸み込んでくれていたようです。